第122回芸術祭公演
23時59分の瞬き、並びに黄色い線の外側。
あらすじ
この世界にはあふれるほど境界線がひかれている。
国境、人種、血の繋がり、男と女、生と死、夢と現実、嘘と本当、好きと嫌い、心と体、今日と昨日、役と役者、舞台と客席。
目には見えないから、普段は気づかない。気づいていない。
でも気づいて欲しい。
そこに境界線があるということに。
心地いい風を浴びながら、夜の公園でお酒を飲んで、楽しい話をたくさんしたり、アイス食べながら最近の恋の話をしたり、懐かしいあの子に再会したり、あの人、あの頃を思い出したり。
その中にある、目に見えない境界線に傷ついたり、苦しんだり、悲しんだりして。
それでもそれを乗り越えて笑ったり、本当は境界線なんてなかったことに気づいて勇気が湧いたり、でもたまに、越え過ぎてしまったりもして。
こうやって、私たちは生きている。これからも生きていく。気付きながら、感じながら。
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